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刊行物案内

令和6度刊行(新刊)

次の報告書等を刊行し,頒布する予定ですのでご利用ください。なお注文の際の郵送料等については,調査室へお問い合わせください。

発掘調査報告書

書名 市町名 概要 頒価(円)
埋文報告
第94集
中山城跡 福山市
  • 中山城跡は中世遺跡として著名な草戸千軒町遺跡の南西端に隣接する。西斜面及び東斜面の発掘調査を実施し、竪堀等の山城に伴う遺構は確認できなかったが、頂部の郭から流れ込んだと思われる出土遺物から、草戸千軒町遺跡とほぼ同時期に機能していた山城であったことが明らかになった。また、出土した局部磨製石斧は縄文時代草創期の御子柴型とみられ、当時の交流を考えるうえでも貴重な資料となった。
700
(送料別)
埋文報告
第95集
高猿第2号古墳 安芸高田市 長方形を呈する一辺7~8mの古墳で、築造時期は古墳時代前期と推測される。外表施設として、墳丘西側に区画溝、墳丘東側に石列を施している。埋葬施設は、箱式石棺3基を検出した。その規模から成人棺2基・小児棺1基と考えられ、うち成人棺1基の棺内から人骨が出土した。副葬品としては、小児棺の棺内から鉄製刀子、成人棺1基の棺外から鉄製ヤリガンナが出土した。ヤリガンナには、人為的に折り曲げられた痕跡がうかがえた。 400
(送料別)
埋文報告
第96集
正藤遺跡 福山市
  • 計176基の遺構を検出した。弥生時代後期を中心に、各時期の集落跡が重なった複合遺跡と評価できる。幅約2.3mの溝SD072から多量の土器が出土した。土器の型式的特徴、放射性炭素年代測定の結果等から、弥生時代後期後葉に埋められたと推測される。過去の試掘調査時に出土した絵画土器片は黥面表現がある資料としては県内初例であり注目される。
1,000
(送料別)
埋文報告
第97集
沖の城跡 東広島市
  • 沖の城跡は主郭の北側が部分的に残っており、城跡に伴う遺構等は確認できなかった。江戸時代の文献から南(海側)に延びる丘陵上に築かれていたと想定できる。調査前に池であった船繋場と想定されていた地点からは、砂層内より舟形木製品や下駄・硯片等が出土している。砂層下層で確認した溝によって区画された遺構(SX1)は、船の係留施設であった可能性が考えられる。
700
(送料別)
埋文報告
第98集
二才原遺跡 府中市
  • 溝状遺構2条、土坑1基、ピット44基、その他性格不明遺構3基、計50基の遺構を検出した。出土した遺物から、弥生時代中期~後期を中心とする時期の遺構と考えられる。遺構面は大部分が削平されていると推測され、第1次調査で確認された奈良・平安時代の遺構との関連は明らかにできなかった。
500
(送料別)

活動報告

書名 概要 頒価(円)
第13集 令和5年度「ひろしまの遺跡を語る」 名古屋市立大学高等教育院教授・奈良大学特別教授 千田嘉博さんによる講演「埋蔵文化財調査と城郭考古学」と、令和5年度に当事業団が調査した遺跡についての発掘調査報告の全記録。 500
(送料別)
年報21 令和5年度における当調査室の実施した事業概要のまとめ。