ドングリって食べられる?!−ドングリ調理方法−

ドングリはシブ味をとって食べるべし

ドングリってどんなかな?
「ドングリ」と一言でいってもいろいろな種類があります。
           ・シイ類:ツブラシイ・マテバシイ
           ・カシ類:アカガシ・アラカシ
           ・ナラ類:コナラ・ミズナラ
アクの少ないシイ類以外のドングリはとにかくシブい。
そのままではとても食べられません。
じゃあどうすればいいか?縄文人は考えました。

ツブラシイ
マテバシイ
アカガシ
アラカシ
コナラ
ミズナラ

ドングリのシブ味研究

縄文人たちはドングリの固いカラを割り,中の実を磨石(すりいし)と石皿(いしざら)を使って粉にした後,土器の中で水にさらして,さらに熱を加えてみました。
すると,あ〜ら不思議ドングリのシブ味は消えてしまいました。

ドングリのシブ味の原因は,タンニンとよばれる物質。
そして,このタンニンは水に溶けやすいという性質をもっていたのです。つまり,ドングリを水にさらすことによって,シブくなくなったわけです。
縄文人は,いろいろな調理法をためすことによって,タンニンをとりさることに成功したのです。