なんだろう?なぜだろう?
おしえて 埋蔵文化財 その5
発掘現場では,どのようにして地面を掘り下げていくの?
(左下)発掘調査に入る前には立木などを伐採したり,遺跡の上に積もった土砂などを取り除きます。
その際,写真のように機械を使うこともあります。
(右下)それから,バチ鍬や三角鍬などを使って遺構を確認します。
- 遺構がみつかりました。(黒い丸の部分)
遺構:昔の建物の跡・溝の跡など、地面に残されたもの。
遺物:土器・石器など持ち運べるもの。
(左下)遺構や遺物が見つかると,そこに埋まった土を移植ゴテや竹ベラ,ハケなどを使って丁寧に掘り下げます。発掘というと,こうした作業を思い浮かべるかもしれませんが,それは最後の段階です。
(右下)しかし,遺構が何層もあると,この細かい作業を何回も繰り返します。また,小さな遺物もあるので,それを見逃さないよう篩を使うこともあります。
- 発掘は多くの人々の協力がないと,とてもできない作業です。そのほとんどは土を掘ったり,削ったりの連続です。
野外での作業ですから,夏の暑い日や冬の寒い日はとくに大変です。
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